木綿風呂敷(子守唄 紺) 販売終了
商品コード:52404-03

<子守唄>
鳥や花のからまる蔓草の中心に家族3人がおさまるほのぼのとしたイラスト。
商品仕様: w105×h105cm 綿100%
商品説明: 「京都 掛札」さんの木綿風呂敷

創業が大正14年という老舗である掛札さんで、「職人仕事の日本3」のための木綿風呂敷を作っていただくことになったのです。絵柄は、同じ京都にお住まいの型染め作家・関美穂子さんにお願いして描いていただきました。
3代目となる掛札英敬さんは、今までのオーダーメイドの正絹風呂敷に加えて、新たにレディメイドの木綿風呂敷の展開を始めていました。「包むものの大きさやかたちに応じて自在に姿を変える風呂敷は、 もっともコンパクトで、かつ収納力のある持ち運びの道具とも言えます。もっともっと多くの方に普段使いしてもらいたいなぁと思うんです。」ところが、これまでの木綿風呂敷と言えば、全くの無地か、そうでなければ着物の柄をそのまま切り取ったような・超和風・な模様のものばかり、洋服姿の日常の中で、なかなか出番はありませんでした。「最近でこそ、環境にやさしいからとか、省資源として大きく見直されはじめてはいるものの、ただそれだけを理由に、自らすすんで風呂敷を使い初めてもらうというのは非常にむずかしいんとちゃうかなぁと考えています。風呂敷を使いたいと思ってもらうには、まずはやっぱり、かわいい!とか、カッコイイ!と見た目で好きになってもらうことも大事やと思うんですね。何かの目的のためではなくても、とりあえず楽しんで使い始めてもらえさえすれば、そのうちきっと自然に風呂敷の便利さに気づいてもらえると思いますし、その結果が地球にも優しい、となれば、なおさら素敵なことでしょう?」
英敬さんがデザインを手がける掛札オリジナルの木綿風呂敷は、現代的なアレンジが加わった日本伝統の吉祥模様なのですが、かつて見たことのない鮮やかな色使いが特徴です。実は、ポップに作ることで・入門編・の風呂敷になるのと 同時に、日本の模様の楽しさを知ってもらうきっかけにもなればという願い から考えられたものでもあるのです。たとえば、泥棒が背負う風呂敷の代名詞とも言える「唐草文様」には、どまでも伸びる蔓の姿から、不断長久、長寿の願いが込められているのだとか、伝統の模様には何かしら必ず、縁起の良い意味や解釈が含められているのだそうです。自分が持つものの模様の意味を知るということは、そのものに対して思い入れを深めることにもなりますし、思いを持つことはそれを大切にするということにも繋がります。長い年月の中で洗練されながら伝承されてきた日本のデザインに敬意を払うということは、それを飾ったり、タンスの奥にしまい込むことではなく、現役で使い続けるということではないかと思います。「伝統がずっと変わらずにあり続けるためには、常に変わり続けること。」と、英敬さんは言います。日本の風呂敷の文化を守り続けていくためにも、「京都 掛札」さんの奮闘は今日も止まることはないのです。
小売価格: ¥5,720
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風呂敷ではありますが、ソファーカバーにしたりテーブルクロスにしたりとご自由にお使い下さい。
写真の商品は 52404-04木綿風呂敷(子守唄 エンジ)です。

掛札 英敬
1977年 京都生まれ。
京都市立芸術大学卒業。
「京都掛札」3代目。