赤耳帆布 バケツトート M (ブラックベリー) 販売終了
商品コード:26023-03

左からSサイズ(26022)、Mサイズ(26023)、Lサイズ(26024)
商品仕様: 直径24×高さ27cm(もち手長さ48cm) 先染め10号帆布 綿100% パラフィン加工 日本製
商品説明: 倉敷帆布のこと

「帆布」は、すでに室町時代に船の帆として使われていたという記録があるのだそうです。明治時代になると、鉄道貨物のシートやテントといったものから、お酒や醤油作りのコシ布、牛乳配達袋、学生のさげ鞄など、その丈夫さを活かして様々な生活の道具となっていきました。実は、その国内産帆布の約7割が倉敷市で作られているのです。近年は安価な合成繊維におされ、産業資材としての帆布の需要は、相当に少なくなってきているのだそうですが、それに反して、昔ながらの自然素材の道具を求める声が数多く聞かれるようになっていることも、また事実なのです。帆布は、今でも旧式の「シャトル織機」で織られますが、製織効率の悪さから、現在この機械は生産が中止され、たいへん貴重なものとなりました。ところが、昭和8年に創業の帆布工場である丸進工業さんでは、古くからの職人さんのメンテナンスを受けながら、なんと60台のシャトル織機が現役で稼働しているのです。シャトル織機とは、緯糸(よこいと)を左右交互に行ったり来たりさせながら生地を織る織機です。緯糸が行き来する時のわずかなテンションのゆるみが糸の膨らみとなり、手織りのような風合いが生まれると言われます。空気で緯糸を飛ばす現代の高速織機の場合、生地幅ごとに緯糸を切断しますので生地の両端がふさ状になります。しかし、シャトル織機では緯糸がつながったままですので、生地の両端にきれいな「耳」ができるのです。かつてこの「耳」は、それがどこの会社で作られた生地かを証明するしるしとしても使われていました。倉敷意匠では、「耳」の部分に赤色の糸を使っていただいて、オリジナル帆布を織ってもらっているのです。
リネン糸を使った帆布は倉敷意匠分室の『職人仕事の日本」1号と4号にご紹介させていただきましたが、今回の「木綿カタログ」では、オリジナルカラーの先染め木綿糸を使って、防水のためのパラフィン加工を施したトートバッグを作りました。
小売価格: ¥8,360
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※使用時にご注意してほしいこと
パラフィン加工の特性として、ヒビ割れ状の白いシワが見られますが、染めムラではございません。また、使い始めに若干のオイル臭が感じられます。

パラフィン加工を長く維持するために、出来るだけ洗わないで下さい。汚れが気になる場合は、手洗いにてやさしく押し洗いのうえ、形を整えて陰干しして下さい。

丸進工業株式会社
昭和8年 武鑓進衛が現在地にて織布業を創業。60台のシャトル織機で帆布・厚織物を製造。糸から織物まで自社工場にて一貫生産