美濃手漉き 黒皮楮ポストカード(松かさ) SOLD OUT
商品コード:39071-04

この写真のポストカードの紙は、黒皮楮です。
商品仕様: w10×h15cm 楮(美濃産60%、中国産40%) 3双紙
商品説明: 「活版印刷+美濃手漉き和紙」
保木成敏さんの手漉き和紙に、田所真理子さんのイラスト凸版と活字組版を使って印刷しました。
活版の印圧で印刷部分が少し沈みこんでいます。
小さな一枚の紙と考えればとびきり高いものとなってしまいましたが、思わず撫でたりさすったりしたくなるほど雰囲気ある出来栄えです。
楮は、冬に落葉して枝だけになった状態で刈り取られます。この枝の皮の部分が、和紙の原料となります。薬剤は使わず、水槽や川の流れに浸して、天然漂白します。
その後、釜に入れて2〜3時間煮てやわらかくし、小さなチリやゴミを取り除きます。きれいになった楮の繊維は、木槌で叩いて細かくほぐされ、水と粘液を混ぜ合わして紙料液となります。
簀桁(すげた)を使い、1枚ずつ丁寧に漉かれ、紙が出来上がります。最後に圧力をかけて水分を搾り、乾燥させるとようやく美濃和紙の完成です。
染めをほどこさない和紙については、上皮の黒い部分を包丁ですべて取り除いてしっかり晒した「白皮楮」と、若干黒皮を残してナチュラルな印象に仕上げた「黒皮楮」の2種類の紙を漉いてもらいました。
小売価格: ¥572
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上が白皮楮、下が黒皮楮。写真では違いが良く分かりませんが、白皮楮はオフホワイト。黒皮楮は少し黄色味がかった感じで、表皮の黒い部分がところどころ混ざっています。

保木成敏
1967年 岐阜県高山市生まれ
1988年 名古屋造形芸術短期大学専攻科(版画)修了。
1996年 新潟県十日町市技能専門学校(染色科)修了。
    越後門出和紙工房・小林康夫氏の元で楮栽培から紙漉きまでを学ぶ。
1998年 伝統工芸士・後藤茂氏の元で紙漉きの修業。
2001年 保木工房設立。