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盛國泉 ガラス花器 (猫C) 販売終了
商品コード:10621-03

商品仕様: 幅約14×奥行き約3.5×高さ約7.5cm 生産地・福岡県
商品説明: 盛國泉さんのガラス花器

盛國泉さんのガラス作品は、「キルン(=電気炉)キャスト(=鋳造)」と呼ばれる手法で作られます。
まず、原型を耐火石膏で型取りし、そこに粒ガラスを詰めて、窯の中に入れ加熱すると、型の中は溶けたガラスで満たされます。
そして、窯が冷めたところで取り出し、石膏型を槌でたたいて割り取ると、中から原型と同じかたちのガラスが出てくるわけです。
目や鼻の色部分も成型後に筆描きするのではなく、あらかじめ型の中に色ガラスの粉を置き、焼成によって定着させています。
作品の裏側の部分は窯入れの時の上面になりますが、上面以外の石膏型に触れている部分は原型通りにざらつきが生じ、曇った表面に仕上がります。しかし、上面のみは石膏型に触れず固まることで、平滑で曇りのない透明となります。
そこで盛國さんは、表面に砂を吹き付ける「サンドブラスト」という手法で、この面も白く曇らせてしまいます。
このことが光の透過をやわらげるので、外光をゆっくりと蓄え、そっと吐き出すような、独特の息づかいを感じさせるガラス作品となるのです。
分厚いガラス板を刃物で切り抜いたような造形が盛國さんの特徴ですが、以前は細部までもっと作り込んだ立体的な作品作りをしていたそうです。
ある日、スケッチブックにかたちのアイデアを走り描きながら、ふと思いました。「この線だけで十分にきれい。最低限の線だけで表現する方が、鋳造のガラスを生かせるのでは?」
こうして、かたちを表す線だけで出来上がる単純な造形の魅力をさぐるようになりました。
猫の花器のシリーズは、シンプルなかたちにクールな表情が加わって、どこかしらユーモアも感じられるものになりました。
ガラスは、光の変化をダイレクトに受け止め、一日の中でも自らの姿を刻々と変えることができる特別な存在です。
盛國さんのガラス作品がもたらす心地よさは、ガラスというモノと、ヒトである自分が、同じ時間の経過をお互いに感じながら過ごす実感を与えてくれることにあるのではないでしょうか。
小売価格: ¥17,600
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盛國 泉 
一九六七年 福岡県生まれ。
一九九一年 多摩美術大学立体デザイン専攻。クラフトデザイン・ガラスコース卒業。
一九九八年 吹きガラス工房などを経て、自宅電気炉にて創作を始める。