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鉄をコークス炉で熱します。 |
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金具Eの皿に腕を
リベット留めしま
す。「こんな小さ
なリベットなんて
初めてですよ!」
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リングに腕部分を
「帯巻き」で取り
付けたところ。
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腕は、熱しながら
1回づつねじりま
す。「万力で挟ん
で一度に回したり
したら、ねじりの
幅がばらばらになっ
てしまうからね。」
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最後の仕上げは、
蜜鑞(蜜蜂の巣
を過熱・圧搾し
てつくるロウ。)
を熱で溶かしなが
ら掛けていきます。
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作業に使うこの台を「金床(かなとこ)」と言います。元鍛冶屋さんから
分けてもらった貴重なもの。新しいも
のには、形も素材もこんなに良いもの
がないのだそうです。金具Fの二股に
分かれる腕部分は、タガネで割ります。機械で切ると、歯の厚み分の溝ができ
てしまうからです。
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PROFILE
◯かなりゆきお。鍛鉄工芸家。
1969年 埼玉県生まれ。
2000年 西田光男氏主宰の鍛鉄工房
PAGE ONEより独立。
ヨーロッパ中世からの鍛造の技術と
美意識を忠実に追求する作品で人気。
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