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萩原朋子 炭化花器 「うたを作った日」
商品コード:76513-04

ご注意 / こちらの商品は、1個での販売になります。 上の写真は作品ごとの個体差をお伝えする為、出来上がりの異なる作品を2個並べて撮影しています。

萩原朋子さんの炭化花器シリーズ(全9種)は、「さや」と呼ばれる耐火性の鉢の中に、作品と共に炭を詰めて焼かれます。すると、さやの中に充満する炭素が、土の表面の目に見えないような細かい隙間に付着し、さまざまな表情が生まれます。
上の写真でご覧いただけますように、作品ごとに色の出方が相当に異なり、同じものは一つとしてありません。

この炭化花器シリーズをこちらのオンラインショッピングよりご購入の場合には、写真で見たイメージとかなり異なる色目の作品がお届けになる場合があることを、ご了解の上でのご注文をお願い致します。
たいへん申し訳ございませんが、お送りする作品の状態を、写真などであらかじめご覧いただくなどのご対応もできません。また、作品の到着後に、イメージが違った等のお客様理由での返品や交換もお受けできませんことを、どうぞご了承ください。
商品仕様: w9.5 × d4.8× h9cm 陶器 生産地・千葉県
商品説明: 萩原朋子さんの「動物の佇む風景」

「いつも直球で作っているつもりです。自分としては。」と言う萩原朋子さん。長い間取り組んでいる「動物が佇む風景」は、言葉にできない思いや、おぼろげながらも忘れたくない記憶を、動物のかたちに置き換えながら残す作業でもあるのです。
指先で小さな動物をかたちづくるとき、幼い頃、裏庭を勝手気ままに歩いていた猫の姿や、庭の椎の木に巣作りしたムクドリが心に浮かびます。そして同時に、裏庭に降る雨の匂いや、椎の木の下であがった家族の笑い声を思い出したりします。
小さな動物たちは、自分自身の心を映す風景の中に住んでいます。
今日、眼前に広がるのは、あの日読んだ本のある風景。
動物の姿を借りてぽつんと佇む物語の主人公は、広い景色の中に今にも消え入りそうでいて、いつまでも消え去ることはなく、大地を踏みしめながらそこに居続けてくれます。
そして、その小さな土の風景が萩原さんの手から離れるとき、それを受け取った人の心を映す風景へと変わり、また別の物語を思い出させてくれることになるのでしょう。
小売価格: ¥5,500
在庫状況: 在庫なし
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萩原 朋子
一九七六年 東京都生まれ。
一九九九年 武蔵野美術大学卒業。陶器製作工房に勤務。
二〇〇一年 渡仏。在仏中に動物をテーマとした作品を作り始める。
二〇〇三年 千葉県野田市に工房をもつ。