home > 作家 > トモタケ > 陶磁器
home > カテゴリ > 食器・うつわ > トモタケ
home > 素材 > 陶磁器 > トモタケ
home > 分類 > 計画室
トモタケ 極薄白磁コップ
商品コード:22103-01

商品仕様: 直径約8×高さ約7.8cm 磁器 生産地・岐阜県
商品説明: エッグシェルのコップ
トモタケさん×丸直製陶所さん

明治時代よりヨーロッパに輸出する磁器を生産してきた丸直製陶所さん。
六代目当主の奥田将高さんを中心に家族のみで営んでいます。
すでに創業から百年を越える丸直製陶所さんは、卵の殻のように薄くて軽い「エッグシェル」と呼ばれる磁器づくりが可能な窯として知られています。
石膏型に入れた柔らかな土を、コテと指先の感覚のみで薄く引き上げるように伸ばして成型するのですが、コンマ1ミリ単位の高度な職人感覚を要するその製作技術を持つ窯は、日本に数軒しかないのだそうです。
エッグシェルの特長は、およそ1ミリという薄さで、光にかざすとうっすら透き通ったように見えます。一見、手に持つことが恐ろしいようですが、高温で焼き上げているため、思いのほか丈夫です。
冷たい飲み物を注げば、うつわ越しにその温度を直接感じられますし、薄さゆえに異物感がない独特の口当たりは、飲み物のおいしさを最大限に引き出してくれる気がします。

このたび、丸直製陶所さんと、オリジナル布雑貨を制作するトモタケさんとのコラボレーションによる、エッグシェルのコップづくりが実現しました。

 「トモタケ」とは、布を主な素材として作家活動をしている朝武雅裕さんとデザイナーである朝武広子さんご夫婦が一緒にものづくりをしている時のユニット名です。アートとしての作品を、景色として生活の中に取り込みたいという思いから、泥染や刺繍による布作品を、日常のアイテムとして仕上げています。
今回のコップに施された猫のデザインも、実際に泥染された布を原画として印刷版を作り、素焼きの器面に印判手法で転写されています。その後に透明の釉薬を掛けて高温で焼き付けるのですが、溶けた釉薬に絵柄が浸透することで微妙なボケが生じます。しかし、そのボケが穏やかさを感じさせ、自然体の優しさにつながっている気がします。
トモタケさんの魅力の一つは、作り込みすぎない絶妙のバランス感覚のようなものだと思いますが、結果としてこのコップにも、そのニュアンスがうまく表現されたのではないでしょうか。
小売価格: ¥1,760
在庫状況:
買い物かごに入れる


トモタケ / 朝武雅裕
一九七三年 東京生まれ。
二〇〇一年 東京芸術大学大学院染織科修了。
在学中から、泥染・刺繍・パッチワーク等の布を主な素材とした作品を発表。
大学院修了後、フリーで店舗内装用のインテリアファブリックやディスプレイ、カタログ等のアートワークを手がける。
二〇〇五年 妻と供に「トモタケ」としてオリジナル布雑貨の制作を開始。

トモタケ / 朝武広子
一九七四年 埼玉県生まれ。
二〇〇一年 東京芸術大学大学院機能造形デザイン科修了。
大学院修了後、家電メーカーのデザイン企画業務に携る。
退社後、夫雅裕の仕事を手伝い始め、「トモタケ」を開始。刺繍や商品企画、
泥染の図案をもとにしたプリント生地MUDDY WORKSなどのデザインを担当。